ドロミテ・スーパースキーエリアを滑り ウィーンで遊ぶ
投 稿 古谷 実
HP制作 古谷 実
掲載日 06-03-22

 トリノ冬季オリンピック直前の2月初中旬、コルチナ・ダンペッツォーに出かけた。長靴形のイタリアでトリノは丁度スネのあたり、コルチナ・ダンペッツォーは太モモの裏側といったところ。今冬は雪がたっぷり、そして晴天つづきの1週間だった。


コルチナ・ダンペッツォー

ドロミテの玄関に当たるコルチナ・ダンペッツォーの夕方、五輪旗がはためく市役所前。このさきには有名ブランドの店が立ち並び、毛皮モードのスキー客が往来していた。

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ドロマイト(岩石)が語源だというドロミテは、トリノのような樹木がほとんどなくて、岩峰の鋭い山が連なる。(トファーナで2月6日) トリノの50年前、ここで冬季オリンピクが開かれ、猪谷千春が銀メダルをとった。その斜面に挑む。1週間前にはWカップの会場でもあった。

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ゴンドラで700mちかくを一気に上がると、ラガッツオイ頂上(2752m)の展望台に出る。ここからリフトやゴンドラのない斜面を延々とくだり、最後は2頭立の馬車に引いてもらって広大なアルタバディアのスキー場に出た。(2月9日) 岩から染み出た水が氷の滝となって岩壁に貼りついていた。

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ホテルの窓から見ていると、朝7時半に向かいの山の頂が朝日で赤く染まる。今日はツアー白眉のセラロンダ(セラ山群一周)である。(2月10日)  アラッパを9時半過ぎにスタート。後ろに見えるセラ山の周りを、リフト、ゴンドラを乗り継いで、時計回りに25kmを滑って16時過ぎ出発点のアラッパに戻ってきた。

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お昼のレストハウスに描かれたクマの絵の真似? 添乗員のTさんはスキーもうまいし、イタリア語もこなす。フランスのトロワバレーでも世話になって、それ以来のなかよし。
ヴェネチアで中休み
高潮で水びたしになることで有名なサンマルコ広場はカサ上げ工事中。 車も自転車もない街中の交通は、水上バスか水上タクシー。

ヴェネチアン・グラスの製造実演を見せてもらった。 その結果、お土産はヴェネチアン・グラスのネックレスとなった。

真冬のウィーン
街の中心をとりまくリンクの歩道も雪。 美術史美術館の前で。ハクスブルグ家が集めたブリューゲル父子の絵や王女マルガリータに再会。

ドナウ河の向こう岸にあるIAEA国際原子力機関まで散歩。いまイランの核開発で世界の耳目を集めている。 「第三の男」にも出てくる街はずれの遊園地プラータの大観覧車は、静かに止まっていた。